仕事を動かす大学職員になろう(非営利組織のコンピテンシー)

仕事ができる大学職員とはどういうものか、考えていきます。知識や情報の提供というよりは実務的な内容。非営利組織全般に通ずる話も出てくると思います。

「仕事ができる人」とは?(サイトの紹介)

ぽっど@です。

このサイトでは、端的に言って「仕事を動かせる職員」になるためのポイントや心構えなどをご紹介していきます。

突然ですが、皆さんにとって「仕事ができる人」とはどういう人たちでしょうか。

ひょっとしたら、以下ような方々を思い浮かべるかもしれません。

  • 日本の高等教育の姿がどうあるべきかをイメージしている
  • 文科省の最新の中教審答申について、経緯や趣旨を細かく理解している
  • 大学教育や大学職員に関する論文をたくさん書いている
  • 特定の業務への専門的知識と経験を誰よりも持っている
  • 他大学に知り合いがたくさんいる

大学で働く場合、こうした要素はまったく否定しませんし、実際に活躍されている方々も多くいらっしゃいます。また、実際に大学職員の資質向上として、「講演会やシンポジウムへの参加」「大学職員向けの大学院への進学」「グループでのディスカッション」「専門的な知識のインプット」といった取り組みは、とてもよく見かけます。

上記の要素はもちろんあって越したことはないでしょう。でも、それよりも優先してまず身に付けるべきことがあるのではないか?というのが私の考えです。

「仕事ができる人」とは?

私にとって「仕事ができる人」というのは、言い換えれば「仕事を動かせる人」。または「仕事を前に進められる人」。

簡単に言えば、理想と現実のバランスを見た上でベストな提案を行い、周囲をうまく巻き込みつつそれを実現できる人です。この人物像は、企業で求められる人物像と多くの部分で重なるでしょう。

分かりやすい説明として、私が理想とするのとは「逆の」人物像の一例を示しておきます。

  • 評論家のように、批評したり抽象的なことを語ったりすることばかりに興味がある
  • 大学全体のことよりも、自分または自部署のことをいつも優先させる
  • 仕事を抱え込みがちで、担当業務がブラックボックス化している
  • 自分が「ここまで」と決めた守備範囲から一歩も出ないし、入らせない
  • 完璧主義で、重要でない部分について夜遅くまで残って取り組んでいる
  • これまでの取り組みややり方を、疑うことなく今後も続ければよいと思っている
  • 人を育てよう意識がなく、配属された人の評価を短期的な視点で判断する

知識や情報の提供というよりは、仕事に対する姿勢、行動、実践など実務的な内容について述べていく予定です。

高等教育全般または各大学のニュースや情報については、他の大学職員の方々が運営されているブログで紹介されているので、このサイトでは取り上げません。

 

最後になりますが、大学は非営利なので、非営利ならではの文化や風土があります。

ですので、サイトでご紹介する内容が、大学職員だけでなく社団法人や財団法人をはじめとした非営利組織で働く方にも役立つものになればと考えています。

もし取り上げてほしいテーマや質問は大歓迎です。

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